第1と第3木曜日に開催している、6月の太極拳のお稽古を行った。
合間の時間に日本健康太極拳協会の会報紙掲載の「楊名時氏」の話の紹介があった。氏はいつもこころがとても安らかになる話をされるのでここで紹介したいと思う。
以下本文より引用
心ではいつも、仲間の健康・幸せを願っていたい。もちろん、自分の健康・幸せも半分は願って。心をまろやかに、おおらかに広く、暖かくしていきたいものである。
楊名時太極拳は単なる健康法、武術でなく、舞や踊りのように、芸術であり、哲学をもっていたい。それを総合した文化活動である。
こういう太極拳が日本中に、世界中に広まるとすれば、世界の永遠の平和のためにも大きな役割がはたせるのではないか、私どもの太極拳は競わない太極拳である。
そのためにも、稽古のときはもちろん、日常でも、春風のような暖かい心で、柔和な笑顔、おだやかな話し方をたいせつにするように努めよう。吐く息を大切にゆっくりとした、深く長い呼吸をしていこう
引用おわり
写真からも「舞や踊りのように」ということが呼吸をしているかのように伝わってくる。
他の人の健康を願いおだやかにゆっくりとした呼吸をする。そんな時間を持つことは気持ちをやすらかにしてくれるし、芸術性を感じるとても贅沢なことだと思う。
ユニバーサルピラティスではこのような「身体-こころ」の関連やバランスはとても重要だと考えている。お互いの相互作用は健康にすごすためになくてはならないからだ。そのため、ピラティスのサポートプログラムとして太極拳を提供している。
ピラティスも意識しながら動くのでこころへもいい作用があるが、慣れないうちは結構頭が忙しくなる。その点太極拳はこころが7分体3分とこころ鎮めて集中する稽古である。健康太極拳は高齢者のためのもの、というイメージがあるが若い年代も活用しないともったいないと思う。
そこで、10周年スペシャル企画として「五感に響くお茶の話」開催する。このイベントも太極拳のようにユニバーサルピラティスが皆さんと共有したい、「からだ-こころ」の相互作用でが主のテーマである。広い年代、男女、背景の方が参加されることを期待している。そしてお茶は文化、芸術活動としてユニバーサルに楽しまれていることをこのイベントで感じることができるだろう。