週末だけ運動、健康効果は毎日運動と同等か?
ピラティスをする私達にとっても興味ある研究論文が発表された。→JAMAインターナル・メデイシン
運動の頻度が健康維持、向上にどのようにかかわっているかについての研究で、週1~2回の週末の運動だけであっても毎日運動する人とほぼ同等の以下のような健康効果があるそうだ。
引用
専門家らによると、運動はコレステロールの低下、体重増加の抑制、睡眠パターンの向上、心疾患、がん、糖尿病などのリスク低下などをもたらすことで、健康を促進するという。(c)AFP/Kerry SHERIDAN
引用終わり
”ピラティスをするのにおすすめの頻度はどのくらいですか?”という質問に
推奨されているのは週に2~3回、と回答している。しかしそれはその人のゴール(目標)やライフスタイルによって決めることではないだろうか。
引用にあるような健康効果が得られるように心掛けたいことだ。サプリメントのコマーシャルに出てくるようなスーパー元気でスタイルもいい中高年になる(優越感が感じられるかもしれないけれど)必要はないと思う。ピカピカになるというよりも自然なエイジングの中でいかに気分よく人生が送れるよう運動習慣を身につけるのが大事という考えを持っている。
その点「運動を始めたはいいけれど週1~2回しかできないから効果はないのではないでしょうか?」と心配している人には朗報となる結果だと思う。
また、いったん運動を継続できるようになると新たな目標にグレードアップすることを目にする。
例えばコレステロールが高めだからピラティスをする日は歩いてくるようにしている。とか通勤時は階段を使うそれも2段とばしなど生活の中で運動量を増やすように工夫をしたりするようだ。義務的な目標が自発的、積極的な目標に移行している。
引用
「運動から最善の健康効果を得るためには、身体活動量の推奨水準を満たすか超過することが常に望まれる」おわり
推奨水準は1週間に150分の適度な運動または75分間の激しい運動とのことである。
もし、週1~2回運動を”楽しく継続できる”ようになれば、以上のような推奨レベルになることはかなり現実的に可能だと思う。
それは本当の意味で活き活きとした人を作ることに貢献すると思う。