知って納得!肩のケアとピラティス
コリや40,50肩などの理由でつらい肩「マッサージをしても一時的に気持ちいいけどすぐもとにもどる」それは困りますね?
それならば自分でもケアできるようになるため、肩について学んでいきましょう。
【肩の関節】、後ろから見たところです。からだの左側になります。
背中にある逆三角形のかたちの骨が肩甲骨です。肋骨のすぐ後ろ側にありますね。
肩はからだの中でも構造と働きが複雑な関節の1つで、そのためケガや障害が起きやすいところです。肩と肋骨のエリアはまたの名を”Upper Core”と言われるくらいその機能は全身の動きと深くかかわっています。
その肩の健康のために運動上必要な要素は
1、モビリテイー、動きのよさ mobility
2、安定性 stability
この回ではモビリテイーについて話しをしていこうと思います。
先日友人が「うでやひじを回しているんだけど、四十肩がよくならないんだよね」と彼女のしていることはモビリティーを上げるために何かまちがっているのでしょうか。
肩のモビリテイーに必要なことは
a) 肩甲骨とうでの骨が合わさるところの関節(肩甲上腕 関節)の腕の動き
b) 肩甲骨の動き
友人のように腕をまわしたりするのはa)に属する動きです。
それは、からだの前や後ろ方向、体幹から離れる近くなる、てのひらを回旋する
の方向です。
ということはうでを回すだけにとどまらない、これらの方向への動きも必要になります。友人のしていることは間違いではなく、方向が足りないといえます。
ピラティスの多くの上半身のエクササイズはこれらの方向の動きが組みあわされています。
それぞれの方向を1つずつ体操のようにかっちりするよりも、動きの中で行うピラティスの方法は自然でなめらかに感じます。
また、b)肩甲骨は上の骨の図のように、上外側の突起がうでの骨と鎖骨につながっているだけでもともと動かすようにデザインされた構造です。
でもあなたの肩甲骨は動いていますか?
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うでは動いていても肩甲骨が動いていないことがなぜか日常生活では多いですね。背中でじっとひっそりしている肩甲骨を動かしていきましょう!!
肩甲骨の動きは 上→下
外→中
斜め上→斜め下
の方向に動きます。
以下は肩甲骨を動かすピラティスで行ういくつかの例です。
ピンウィール(かざぐるま)
横向きに寝て、曲げた肘をからだの前面~後面へと動かします。せぼねも回転します。
ピンウイール、肘はまっすぐにしてうでを全方向円を描くように動かします。
これはうでだけでなく肩甲骨や胸ものびます
肩甲骨をスプリングの力によって上に挙げたところ
これは肩甲骨を下へ下げる筋肉をアクティブにして下げたところ
写真では肩甲骨の動きのすべての方向について例を出していませんが、せなかの肩甲骨をうごかす例はこんな感じです。
ピラティスのレッスンではすべての方向へ動かせるように構成します。