妊娠と出産の健康を支えるピラティス
妊娠がわかってからも運動を継続することを希望することは今や普通のこととなってきた。
ユニバーサルピラティスでは開設からこの10年間に何人もの妊婦さんがピラティスを実施し出産している。妊娠前からピラティスを始めている人がほとんどだ。
すでに身体がピラティスに慣れているので妊娠しても動きやすいのだと思う。よく聞かれるのは、妊娠中におきやすい不快な症状、たとえば疲労感や脚の むくみやつりなどが少なく、そして出産が比較的軽くその後の回復も速い。これは数人の感想だけれど、数多く行われている妊婦と運動に関するリサーチとよく似た結果が示されていると思う。
妊娠中は身体もこころもドラマチックに変化する。
実際にはプライベートかセミプライベートでクラスが行われ、以下のような妊婦に必要な内容を網羅している。
からだはあかちゃんが育ってお腹が大きくなってくるため姿勢が影響を受けやすい。
そのためエクササイズで強化するところは(骨盤底筋、腹筋、コアーの安定性、腕や上背部)
ストレッチングが必要なところ(腰やハムストリング、胸)
ということを重視する。
また、精神的にはこれからの妊娠中の過ごし方、出産、産後のことや育児について期待とともにたくさんの心配事がある。妊婦さんにピラティスを指導しているといつも思うのは、ホントにたくさん心配なことがあるんだなぁと。
助産師時代同僚たちと、左下が私
私は助産師をしていた時はこんなにある彼女たちの不安や期待に気が付いていただろうか?寄り添っていただろうか?今はピラティスインストラクターとして妊娠中にレッスンで毎週会う。そして気がつくと「できる限り必要な情報を伝えよう」と助産師活動に熱心になっている自分だ。
運動はカラダに良いだけでなく気分がよくなるホルモンを 脳から出してくれる。「心配しなくていいことはしなくていい」と
からだのみでなくこころも健やかなおかあさんになることを応援したい。