ピラティスとヨガの違い
「ピラティスとヨガがどのように違うのか今一つわからない」とピラティス未経験の人からはよく質問されることだ。
どちらが自分の求めていることなのか?どちらが自分に合っているのか?ということを知りたいための疑問だと感じている。そのため、その疑問に役に立つ視点から書きたいと思う。
両方ともしたことないが、ヨガを選ばずピラティスをすることにした人たちからよく聞くことは
- 柔軟性がないのでピラティスにした方がいいと思った
- 痛いところがあるのでヨガはできないと思った
- 友人にはホットヨガは良くても、自分には合わない気がする
- チャンティング(声をだすこと)に違和感がある
などである。これらは実際ピラティス初心者から聞いたことであり、公平、客観的に見ておそらくピラティスが合っていると思う。誤解がないようにしたいが、どちらがいい悪いということでは全くない。実際ピラティスを数年していて、その後ヨガをする機会がありその時はとても楽しめた。という人もいる。
ではどんな点がピラティスから得られるのであろうか?
- コアーマッソルと全身の動きのつながりを作ることができ、動きの質が向上する。
コアーを強化することはピラティスで核となることだ。以下の図はコアーマッソルの筋肉群を示す、呼吸をしてこれらを意識的に働かせる。部分→全身に意識を持つ流れがあるのは慣れていなくても比較的やりやすい。
- からだが固い場合もピラティスではエクササイズとエクササイズの間にストレッチングがあるため、繰り返すことで柔軟性が上がる。
マットピラティスの様子
ジョセフ・ピラティス氏が”コントロロジー”(のちのピラティス)を作る時にヨガを組み入れたため、ピラティスにヨガの動きがある。しかし、目的としていることが違うということは実際にピラティスをしてみるときっとよく理解できるだろう。