良い姿勢に必要な柔軟性
「からだが硬いのです」と人がいう時にそれは太ももの後ろや腰であることが多い。
それは実は全身のバランスからすると的を得た感じ方だと言える。
このイラストは姿勢の整え方の記事からお借りした。
イラストにもあるような悪い座り方にこころあたりがある人は多いことと思う。
なんだかいつも「くせ」でそうなるように思っているが、柔軟性の悪さも大きく影響している。
ふとももの後ろの筋肉、ハムストリングスは長時間座っているといつも収縮しているため硬くなりやすい。
そのためハムストリングスをストレッチすることは日課にしたい。加えてふくらはぎや足底(足の裏)のリリースやストレッチをするとつながりが出てより効果的である。
ハムストリングはこのイラストの中央の図⑥にある。これはアナトミートレインという筋膜のつながりであるが、からだの後ろは足の裏から頭皮、まゆまでのつながりがある。座った状態でひざが曲げられているとハムストリングが硬くなりやすいのがこのつながりからもよくわかる。
図はアナトミートレイン第3版、医学書院 p84 図3-2に掲載されているのを引用。
2月にピラティスを始めた人の例だが、いつも「仙骨すわり」をしていて尾てい骨が痛く、医師に「尾てい骨に炎症」があります。と診断されたとのこと。その人のピラティスのメニューはハムストリングスを含む、腰、股関節、脚の柔軟性を高めることから始めている。数週間後の現在は尾てい骨の痛みは軽減しているとのことで、柔軟性の向上は速い効果をもたらす。
3月になり暖かくなりからだが動きやすくなってきた、活動をする時期に入っている。
記・上記の「姿勢の整え方」の記事には肩甲骨の動きについて細かく記載がある、このブログとの関連もありわかりやすい。