子供(小中学生)とピラティス
この夏休みを機会に数人の小中学生がピラティスを始めた。
ユニバーサルピラティスではこれ以前もこの年齢の子たちを受け入れてきたので、その経験をお伝えしようと思う。
子供たちでピラティスをしようという希望がある人は、習っていること例えばバレエやその他のダンスまたはスキーなどに生かそうということが多い。中でもピラティスでバレエを上達させたいということがとても多い。
バレエをしている小学4年生。高学年の子は今まで何人か来ていたが、4年生は最年少だ。
15歳以下の子供たちは一般にまだまだ筋力が弱く、積極的に筋力強化をするか否かは個々のケースや個人差によるところが大きい。幼少からバレエをしている子たちはもうすでに毎日数時間バレエをしているので体力的にピラティスをするのはプラスになる印象を持つ。この4年生の子はひざや足の甲の痛みがなくなったとのことだ。また、理解力も高いことが多いが、難しい説明もあるので小学生だと保護者の方に同伴していただき説明をするようにしている。
中学生になると説明についても理解するので自分一人でピラティスをすることができる。また、体のサイズもピラティスのイクイップメント(機械)を使うのに問題がなくなってくる。でもすべて本人まかせにはしないで、保護者の方へは説明をするようにして理解を高められるように努めている。
上の写真の中学生の子は足首の骨折のリハビリが終わり、これからもケガをしないようにピラティスをしている。骨折側が不安定で筋力が弱いのでピラティスをすることはけがの予防に大事なことと思う。この点は中学生も大人も同じで変わりがないことだ。
大人でも自分のからだについてやピラティスのエクササイズを十分理解できなかったり、実践できないこともある。
繰り返しや学びの経験によってそれを獲得していく過程があると思う。ところが子供はかえってとても柔軟だったりキャッチするのが速かったりする。
いつも大人の方達と接することが多いので子供たちの反応は新鮮に感じる。心身ともに柔軟なのを見ると「若くていいな」と思う。