バレエに役立つピラティス

バレエを美しく踊るためにピラティスが役立つことが多々あります。
実際にピラティスをする時はそれぞれ個人の状態に合わせたプログラムにするのですが、バレエのためには以下の点に重きをおくことが多いと思います。

  1. 股関節の外旋(ターンアウト)
  2. 体幹、脊柱の安定性
  3. 柔軟性

1~3の要素は一つずつが大事な要素で個別のエクササイズをします。またお互いを関連させあって踊るので、ピラティスでも関連させ合ったエクササイズをします。

 

3つの要素には挙げていませんが、やはり足がしっかり床とコンタクトできるのは基本だと思います。

 

 

 

 

 

 

これは足の指すべてでフットバーを包んで行うエクササイズです。写真はみごとにそれができていて十分な強さがあります。

 

 

では1~3についてみていきましょう。

1、股関節の外旋(ターンアウト)

写真のように外旋をしてひざとひざが重なるように座るには、かなりの柔軟性が必要です。

バレエを始めたばかりのお子さんや初心者の方は「股関節外旋を作る」ようにきっとバーレッスンや開脚等をしていると思います。
床の上でするこのようなエクササイズに始まり、ターンアウトのためのありとあらゆるエクササイズをピラティスで行うことができます。外旋筋群の強化をしてそれを持続させることにより美しいバレエの動きを目指せるようにしていきます。

 

2、体幹や脊柱の安定性

 

 

 

 

 

 

腕や体幹が動いていながらコアーマッソルを働かせているエクササイズです。バレエでよくある動きに近いです。

 

また、コアーマッソルと股関節の外旋筋が弱いとおしりが後ろに出てしまう、でっちりの状態になり腰や背中が痛いという訴えをよく聞きます。ピラティスではコアーマッソルの強化は中心かなめのことです、いろいろなバリエーションでコアーの強化をするとこの点を改善できることが多いです。

 

3、柔軟性

 

 

 

 

 

 

脚や股関節のみならず肩甲骨や背骨の柔軟性も踊るために大事になります。
写真のようにリフォーマーを使うとなめらかに動きやすく、抵抗もあるため動きを調整しやすい利点があります。

 

 

1~3の要素を関連させたチェアーのエクササイズ

 

 

チェアーの上に外旋をして足を置く、ひざとつま先がきれいに同じ方向を向いています。

 

 

”ピラティスをしてバレエを踊ると踊りやすさがすぐよくなる”と踊っている人はみんな言います。バレエダンサーって踊ることで鍛え上げられているのに、いいパフォーマンスのためには更なるトレーニングが必要なんですねー

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