コロナウイルスに対してユニバーサルピラティスの取り組みについて
武藤里奈世界各国で発生している新型コロナウイルスの影響により、私たちはとても困難な状況にあります。テレビやソーシャルメディアでは、ときに私たちの不安を煽る不確実な情報が拡散されることもあります。
そこで、ユニバーサルピラティスでは何を参考にして、どのような取り組みをしているのかお伝えしようと思います。
- ピラティスクラスの現在の提供状況について
- ユニバーサルピラティスの感染予防対策
- コロナウイルスに対して持続可能な長期的対応について
- オンラインピラティスの配信について
1, ピラティスクラスの現在の提供状況について
新型肺炎発生後も感染予防対策を取りながら、以下の理由で通常クラスを行っています。
厚生労働省のガイドラインを参考にしています。ユンバーサルピラティスはプライベートまたはセミプライベートまたは少人数のグループクラスを行っているため「密」の状態になりにくいと判断しました。参加者の方、特にプライベート参加者は同じ判断をされる方が大半を占めています。
一方、個々の事情で「参加を見合わせる」と判断されている方もみえます。例えば医療者なので自分が媒介者になるわけにはいかない、子供の学校休校で参加が難しくなった、家庭に高齢者や妊婦などがいるので気をつけたい、などの個人の考え判断は理解し尊重しています。
2, ユニバーサルピラティスの感染予防対策
スタジオ内の感染予防対策は２月末より以下のように実施しています。
換気 毎日１〜２回はスタジオの窓全てを開けて換気をしています。
清掃の徹底 ドアノブ、カウンター、ベンチはアルコールで毎日一度。ピラティスのマット、機具はレッスン終了後直ちにアルコール清掃。グループクラスは参加者の皆さんにマットの清掃をお願いしています。
グループクラスの人数、間隔 ４人以下になるようにしています。その人数なら参加者の間隔を十分取ることができます。
以上の対策はこのリンクを参考にしています。http://tmpuh.net/第2版新型コロナウイルス感染症_市民向けハンドブック_20200316.pdf?fbclid=IwAR3Ioq08oTIC7Vpd4XqwQlhEFY74dVgfRv-yxXRSfRq2dk3MF48wmXh9ZWo
また、訪れる皆さんに手洗いをお願いしています。提案があったため化粧室には薬用除菌石鹸を置きました。これからもメンバーの方が安心できる取り組みをしていきたいと思います。
3, コロナウイルスに対して持続可能な長期的対応について
３月末になり、日本の大都市での集団感染の危機が心配されます。名古屋、愛知も人の移動が多く密になる可能性のある都市なので「感染爆発」が起きないように個々の行動が大事な時と思います。
指導者の自分は健康に努め「密」になる場所へ行かないように個人の感染対策をしています。
一方、今後は数ヶ月長期的に対応していく必要があり、数週間籠もって耐えればいい、ということではなく「健康に気持ちも明るく過ごせること」が望まれます。そんな時にピラティス がいい役目を果たすと信じています。
ストレスからか？破壊的行動に出る人のニュースを聞きます。こんなことは論外ですが、人は長いこと「自粛」をするなんておかしくなってネガティブな行動も出かねないという人間の性の現れでしょう。
長期的に気持ちも体も健康でいられるために、ネガティブでなくできればいいことができるようにピラティスを活用しましょう。オンサイト、スタジオでのピラティスクラスは状況が変わらなければ継続します。来られない方で希望の方へはオンラインの対応をします。
4, オンラインピラティス の配信について
現メンバーを対象にZoomによるオンラインのクラスを提供します。プライベート、セミプライベートそして、グループも今のスケジュールで行います。
何がいいのか？
コロナのことから今まで会っていた人と会えなくなり話しもできなくなったと聞きます。オンラインのクラスでは会議と同じようにそれぞれ話すことができます。いつものクラスのようにレッスンの前にグループでは参加者同士、プライベートでは指導者とちょっと話をすることはどんなに気持ちを落ち着かせてくれることでしょう？
今、スタジオでもみんなでよく話すようになりました。困難な時はお互いが必要なんですね。
また、オンラインのエクササイズ配信はYoutubeなどでアスリート達も行っています。実行された方もみえることでしょう。この機会にいろいろ試してみるといいと思います。
そんな中、「実行する自分の動きが正しくできなくて痛いところなど出る」という例を聞きます。こんな点がオンラインを躊躇する一つの理由になると思いますが、一方的に見るだけでない「会話ができる」方法なら正しいエクササイズをスタジオにいる時に近くできることでしょう。
季節は春でとても気持ちいい気候ですが、私たちは地球規模で何か大きなものに試されているような感じがします。いい方向に行くことを願う！
