「自力で腰痛を改善したい」ピラティスは役に立つ?
長年、腰痛があると「もう付き合っていくしかないあのかなあ?」と諦めがちになったりしがち。以下のようなことがありませんか?ピラティスが役立つ可能性があります。
- 痛みは整体などへ行き良くしてもらっている
- 自己流で運動しているがあまり効果がない
- 筋トレをしたらかえって悪くなった
- 痛みがあるので動かないようにしている
ユニバーサルピラティスでは腰痛のある方へこのように対応しています
- かたく固まった腰または周辺の筋肉を緩める
- 理学療法士と連携、安全にピラティスを行えるようにする
- 姿勢を保つための筋肉を使って動くように強化する
- 夢であることを<できる体>にすることをゴールに
1, かたく固まった腰または周辺の筋肉を緩める
痛みがあるから動くことは難しい、治すためには安静が一番動かないようにしている。そうする人は少なくないけれど、急になった痛みと違い、長く続いている腰痛には動かないことはより筋肉が固まり痛みにつながり悪循環を起こします。
そこで、まず筋肉を緩める。
<方法>は深呼吸、テニスボールやフォームローラーを使うリリーシング、ただ揺らす事などが緩めるのに役立つ。
筋肉が緩まると「あっ、なんだか腰が軽い」となることが多く、ここでやっとストレッチングをすることが可能になる。
かたく固まった筋肉に突然ストレッチをすると反対に緊張してしまうことがある。まず、緩めてなんだか腰が軽くなったな、となると楽ですね。
2, 理学療法士と連携、安全にピラティスを行えるようにする
「整形外科のDr.にはいずれは手術をしましょう、と言われるので病院に行きたくない」
<脊柱管狭窄症>の診断を受けた70代の男性がそう言う。
しかし彼はしびれの症状がありまたお腹を開く手術を数度したりしてみえたので、医学的視点が必要と思い理学療法士のアセスメントをお奨めした。(2022/7月)
理学療法士のアセスメントとは体に実際触れて整形外科的検査、関節可動域や筋力、筋長、アライメントなどを見ることで、一般にわたしたちは病院でリハビリをすることにならないと受けることはない。
アセスメントの結果は検査画像の印象より良好。ピラティスを行えることとなった。
男性は「(医療)とタッグを組んで僕の体をサポートしていって」とこの方法に協力的なのがありがたい。
また、今後もし症状が進んでしまった時の継続的なサポート体制もできた。
こうして<この人>を中心とした流れが作れた。
病院に行きたくなくて、または行った結果、個人であれこれ迷っている方もたくさんみえると想像している。不必要に苦しまないために医療も運動もプロの意見を活かすといい時があるし、病院に行かなくてもそれがピラティススタジオで可能でもあります。
3, 姿勢を保つための筋肉を使って動くように強化する
「痛いから整体へずっと行っているけど、このままでいいのかなあ?」
セラピストの手などで緩めたり治療をするのは必要な時はしてもらった方がいい。ただその状態がいいと悪いを繰り返しているとしたらそれはどうでしょう?
人にやってもらえなくて、自分にしかできない事は「筋力強化」
ここは決定的に違うのだけど、なんとなく人にやってもらってるだけになっていないでしょうか?
「いえいえ筋力が無いのは気がついている、自分で筋力を上げなきゃ」
そこでYouTubeを見ながら色々やってみたり、ジムの筋トレクラスを受けたり。それでも腰痛は良くならない、かえって悪くなることがあるのはどうして?
あなたに<今>必要な筋力強化とはいったい何?どんなこと?
答えは<姿勢を保つための筋肉を鍛え、体幹を安定させましょう>
分かりやすい例として、アメリカにいた時パーソナルトレーニングで筋トレを指導していた時のことをお話しします。
その人は腰痛があるので筋力強化をしたいと希望。ところがダンベルを使うことはおろかマシーンでも腰を反ったり肩が上がったり安定性がとても悪い。そこで一旦筋トレは横に置いておきピラティスで体幹の安定性をあげるプログラムにしました。
変更して、とてもいい結果になった。腰を反らずにマシーンで動けるようになったのです。
姿勢を保つための筋肉はインナーマッソルとも言われている。痛みがあったり自分の体は安定性が低いなと思ったら、腰や背骨の近くで安定させる筋肉を働かせて腰をサポートできる体つくりを目指しましょう。
4, 夢であることを<できる体>にすることをゴールに
ピラティスを開始して腰の痛みが落ち着いてくると
「どんなことができるようになりたい?」と聞くようにしている。
最初の頃は痛みに支配されているので、ただ痛くなくなったら最高!と言っていた人が旅行をしたい、趣味のバレエやテニス、ゴルフをしたいと楽しそうな顔になる。
「最終的には仕事もしたい」
でも子供と出かけるのも40分もしたら痛くなるようでは仕事は夢だわ。
産後10年近く腰痛で困っていたこのMさんはリハビリ、整体色々してきてどうしようもなくなってピラティスにみえた。まじめに体に取り組み徐々に改善。子供と外出は全く問題がなくなり遂に2年後には仕事も開始した。
<やれたらいいな>ということが→<できる体>になる
人間の体は治ろうとしているんですね。それを助ける適切なことをするのが必要。<できる体>になるのは魔法でもなんでもなくその人が望むことから始まるのではないでしょうか。
<痛みがなくなる>のは、〜がないといういわば消極的でまだ後ろ向きなゴール。始まりはそれでもいい、自分が本当に満足するには数ヶ月から数年かけて<こうなりたい>を目指すと楽しいし、やりがいがあると思う。人生でしたいことを全うするには動ける体<できる体>が要ります。
まとめ
腰痛でピラティスを始める人を見ていて、「ああ、この人きっと良くなるなあ」と思うことが多い。実際そうなるので人間の体への信頼感はピラティスを指導すればするほど増している。
「自力で腰痛を改善したい」と関心を持った時点でプロセスは始まっている。
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