ピラティス上達のコツ、ダンサーから学ぶ
50~60年前くらいまでは、ピラティスをする人の大半がダンサーであった時代があることをご存知でしょうか?
ピラティスはダンサーに必要な動きが多い
ピラティスの初期は兵士のリハビリと行われ、その後ダンサーのリハビリまたパフォーマンス向上のためとても盛んになりました。その流れを感じるのは、`90年代後半にアメリカでピラティスの養成コースを受けた時、同期生の90パーセントはダンサーであったことです。ダンサーのリハビリとしてピラティスを始め、その後指導者を目指す人が多かったのです。
また、ピラティスエクササイズの名前にフレックス・ルルベなどのダンス用語が多々あります。ダンサーに必要な動きがたくさんある事がうかがえるのではないでしょうか。
ダンサーのピラティスは何か違うの?
ダンサーがピラティスで動いているのを見ると、背骨や脚の動きがとても大きいことに気が付きます。踊りのパフォーマンス向上に必要だからです。

「健康目的のピラティスとは別物じゃない?」という声が聞こえてきそうです。しかし、ここからが今回のブログのポイントです。

上の図のようにピラティスの対象はリハビリ、健康目的、パフォーマンス向上と広い範囲にわたります。それぞれ実際の動きの内容や強度は違いがありますが、共通点があります。それは動きの質の向上を目指しています。
健康目的の場合、ダンサーのように大きく強度を高くする必要はありません。バレエをするわけではないのでできなくて良いのです。ただ、同じピラティスの原則で動くことはできます。パフォーマンス向上のためのピラティスと健康目的のためのピラティスは原則は同じです。ダンサーやアスリートはメンタルが良いから動けると思っていませんか?メンタルもパフォーマンスも日々の練習です。ダンサーは踊りの練習の意識をピラティスする時に活かしていると感じます。その原則をこれから見ていきましょう。
ピラティスの原則はみんな同じ
健康目的のピラティスをする時ダンサーのパフォーマンス向上のためのピラティスと原則は同じです。上達のために学べる、活かせることがあるのでその点を見ていきましょう。
中心
日常生活動作をする時、腕や脚の筋肉が動いている感じがあると思います。では体の中心はどうでしょう?ピラティスでは体の中心のコアーマッソルから動き始めますそして四肢につなげていきます。これが動きの安定の基礎になります。ピラティスをするすべての人がこの安定を感じると思いますが、四肢を大きく動かすダンサーはよりその利点を活かしていると思います。

集中
集中は体と心をつなげるカギです。動きに大事な体のエリアを思うことでそこがよりよく動いているのを感じることでしょう。ダンサーの集中力は見ていて感じると思いますが、私たちもピラティスをしながら集中を高めよりよく動くことができるのです。
呼吸
呼吸は無意識にできるし同時に意識してもできます。ピラティスでは息を吐くことでコアーマッソルが収縮し背骨を安定させます。ピラティスの基本になることです。意識をしていいリズムの呼吸とともに動く練習をしましょう。また、呼吸は全身に酸素を届けて体のシステムを活性化します。
コントロール
ピラティス氏がメソッドを作る時筋肉のコントロールを重視した、と言われています。主な理由はコントロールが無いとケガがおきやすいからです。もしダンサーや体操選手がコントロールせずずさんでいきあたりばったりに動いたら大変なことになります。他のメソッドと比較してもコントロールはピラティスでは大事な点です。
流動性
流れるような滑らかな動き、というとダンスを思い描くのでは無いでしょうか?イメージを頭に持っているのも良いですね。スピードを考慮した美しい動きは滑らかでワルツのよう、とも言われています。ダンサーにとってはすでに自然で身についていることかもしれませんが、私たちも流れ、フローを体現していきたいものです。
精度
ピラティスの動きにはそれぞれ目的があります。それを達成するために正確さを持って練習する必要があります。ダンサーからはそのモチベーションの高さを感じます。一般の私たちは全てを正確にするのを目指すと大変になるかもしれません。そんな時はある1点に絞って行い、次は他の点に絞るなどの方法がおすすめです。
まとめ
リハビリ、健康のため、そしてパフォーマンスのためというと一見全く違う運動をするように感じるかもしれません。しかし、ピラティスはそれそれは原則が同じで共通点があるという話しをしました。ピラティスは上達するためにもっと多くとかもっと速くを目指してはいません。原則にのっとって目的のために動きの質が向上することを目指しています。上達のためには今回の話しから自分のいい点、改善点、目標を見直してみたらどうでしょうか。




