ピラティスで背骨を若々しくしよう

スッとまっすぐした姿勢はそれだけで明るい印象を与え、若々しく見えます。そのために背骨をいい状態に保つのが大事です。でも私たちの背骨は変形してしまう可能性があることをご存知ですか?

大人の背骨の変形とは?

成人脊柱変形と言われています。主な原因は①筋力の低下②椎間板の劣化です。

背骨の変形は何が問題?

背骨周辺の筋力の低下は代謝の低下などにより筋肉に脂肪組織が入り込み、筋繊維が大きくならない(筋肉の大きさは見かけ上同じでも)という理由で起きます。見かけ上筋肉が減ったように見えないので自覚しにくいのです、しかし⑴背中がまるまる(胸椎の後湾が大きくなる)⑵側湾が起きる(横に背骨が曲がる)⑶骨粗鬆症による圧迫骨折などの問題が起きてしまいます。


背骨の変形を防ごう

背骨の変形は60代以降で増えてくると言われています。しかし、変形が進んでしまってそれで固定したり、しびれなどの神経症状が出たりすると毎日の生活の質に大きく関わってきます。

こんな姿勢ついしちゃいませんか?

ユニバーサルピラティスでは40代以降の人の割合が多いですが、背中がまるまる、側湾になる。はしばしば見られることです。背中が丸まってくるのは胸椎の動きの減少や反らす筋力の低下から起きます。現代生活は背中が丸まりやすいので、この点に注目して改善したいところです。また側湾は骨の柔らかい成長期の10代に起きる事が多いと言われていますが、筋力低下や長期の不良姿勢など成長期とは違う理由で大人に起きます。

そこで変形を最小限にし20~30代の若い年齢から未然に予防することがおすすめです。でももし変形が始まっていても大丈夫、いい方法があります。ピラティスは背骨に沿ったインナーマッソルに効かせる方法で、それこそこの問題にとても効果的なエクササイズです

背骨のクッションの加齢は改善できる

背骨のクッションである椎間板は加齢とともに水分が抜けてしまいます。そうするとクッションの役割が低下します。でもNHKの番組「今日の健康、良い姿勢の新常識」によるとこの椎間板の水分を保つ方法があるそうです。

以下引用

椎間板には血管が通っていないので、身体を満たす組織液を出入りさせて栄養補給を行っています。椎間板は圧迫されると組織液を放出し、圧迫が解かれると吸収します。立ったり座ったり体を動かして椎間板を圧迫した後には、横になって解放してやるということを繰り返し、年を重ねても椎間板の水分を確保する努力をしましょう。

引用終わり

歳のせいとされてきたことは動くことで改善が可能!水分が枯れたらどうしようもないと諦めていましたが、また椎間板に水分が戻りクッションの役割を果たしてくれるのか可能なんて朗報です。

背骨を変形させない、ピラティスストレッチ

背骨を変形させない、守るためにクッションが機能しているのが必要です。そのために背骨をねじるストレッチが効果的です。スパインツイストなどねじる動きは背骨の潤滑を高めピラティスの準備運動でよく行います。仰向けで行う方法は背骨への負荷がなく安全にできます。

背骨をサポート、筋力アップピラティス

背骨をサポートするのに一番いい方法は背骨に近いインナーコアーを使うことです。息を吐いて腹圧が高まる事で背骨全体を支える筋肉が収縮します。インナーコアーを働かせるというのはギューと固めることではありません。筋力アップと聞くと固めることと勘違いされますが、呼吸をして背骨近くの筋肉が収縮できるようにして背骨をサポートする事です。これは信頼できるピラティス指導者に指導を受けるのをおすすめします。

ストレッチと筋トレピラティスの具体的なエクササイズはユニバーサルピラティスのYouTubeインスタグラムで紹介していきます。「こんな感じ」とイメージはつかめると思いますので興味があればご参照ください。